COVID-19に対するアストロスケールの対応について

 

アストロスケールは、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大防止と従業員の安全確保の観点から、日本本社、イギリス、アメリカ、シンガポールの全従業員100名超を対象に、在宅勤務へ移行したことをお知らせします。これまでも各地域の政府方針に沿って対応を行い、時差出勤や在宅勤務を推奨する等、予防策を徹底して参りましたが、感染拡大が続く状況を鑑み、一時的に全拠点のオフィスを閉鎖し、リモートでの会議等を推奨する運びとなりました。今後も、アストロスケール関係者一同、COVID-19の感染拡大防止の為に全力で取り組み、より重要性を増す宇宙の持続利用確保のために尽力して参ります。

社員は在宅勤務を行いながらも、密なコミュニケーションを図り状況把握に努めています。また、オフィス再開の目処につきましては、各拠点の状況に応じ、都度ご案内差し上げます。

多くの方々が不要・不急の外出を避け自粛生活を送られる中、大切な家族や友人とのコミュニケーションをはじめ、動画配信サービスの利用や全世界でのウイルス拡大状況による影響把握など、より一層人工衛星がもらたすサービスへの重要性が高まっています。これまで以上に宇宙から享受するサービスに頼っている現在、お互いを守いやる大切さ、そしてグローバル社会において、人々を結びつける役割としての軌道上の持続可能性の担保は極めて重要だと考えます。

アストロスケールは、宇宙機の安全航行の確保を目指し、次世代へ持続可能な軌道を継承するというミッションを掲げ、引き続き、大型デブリ除去実証衛星「ELSA-d(エルサディー)」の射場への輸送に向けて取り組んでおります。今回のオフィスの一時閉鎖・在宅勤務への移行は、2020年後半に打上げを予定する、ELSA-d打上げのスケジュールへ影響を及ぼすものではありません。宇宙の軌道上環境を安全に保つべく、この実証実験の機会を積極的に捉えています。

地球上の日々の暮らしを守り続けられるよう、宇宙の軌道上確保へ向けて更なる意欲を胸に、事態の一日も早い収束と、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。