デブリ除去研究プログラム「COSMIC(コズミック、Cleaning Outer Space Mission through Innovative Captureの略)」では、アストロスケールのRPO(ランデブ・近傍運用)や捕獲機能を活用し、現在地球を周回している、役目を終えた英国の衛星2機を2026 年までに除去します。
私たちは生活の多くの側面で人工衛星に依存しています。人工衛星を活用したサービスが、私たちの安全の確保や情報の伝達に貢献しているのです。しかし、ますます多くの人工衛星が打ち上げられるようになり、軌道の混雑やスペースデブリの脅威が増大しています。
英国は、これらの物体を追跡し、スペースデブリを削減する機能を提供することに取り組んでいます。ADR(デブリ除去) における英国のリーダーシップは、宇宙における経済と環境の未来を確保するためにすべきことを世界の舞台で実証することになります。アストロスケールはこの英国のイニシアチブに参加できることを誇りに思っており、英国でのより優れた国家能力、世界をリードする施設、および戦略的パートナーシップにより、商用の軌道上サービス経済を推進しています。
2023年6月、バッキンガム宮殿で開催されたGlobal Leaders for Space Sustainability Symposiumにアストロスケール創業者兼CEOの岡田光信と、英国子会社社長のニック・シェーブが参加。同イベントにおいて、スペースサステナビリティを目的としてチャールズ国王より「Astra Carta」のイニシアティブが発表されました。
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COSMIC のデブリ除去サービサーは、ELSA-M の技術的進化版であり、ELSA-Mは、欧州宇宙機関と英国宇宙庁、そしてグローバルに衛星通信サービスを提供するOneWeb社とのパートナーシップで開発を進めています。またCOSMIC では、ELSA-d の軌道上ミッションで実証した技術を応用します。
開発は、英国オックスフォードシャー州ののハーウェルサイエンスアンドイノベーションキャンパスにあるアストロスケール英国の新拠点 Zeus にて行います。アストロスケールは、英国での雇用、能力、世界をリードする拠点を通じて、商用軌道上サービスの経済圏を推進しています。
COSMICミッションは、MDA英国、Thales Alenia Space英国、Nammo、GMV-NSL、NORSS、Goonhilly、Satellite Applications Catapult、Willis Towers Watson等を含む、イングランド、スコットランド、北アイルランドの英国を拠点とする 10 社のパートナー企業と協力して開発されます。
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