End-of-Life Services by Astroscale (ELSA)プログラムは、衛星運用者向けの衛星回収サービスです。ELSA-dは、デブリの捕獲と除去に必要なコア技術を実証する 民間世界初のミッションです。

ELSA-d は、捕獲衛星(〜175kg)とデブリ模擬衛星(〜17kg)を結合した状態で打ち上げられました。捕獲衛星には近接(ランデブ)システムと磁力による捕獲機構が、そして模擬デブリ衛星にはドッキングを可能にする磁性体のドッキングプレートが搭載されています。

捕獲やRPOなど、軌道上サービスに必要な主要技術の実証に成功し、2024年初頭にミッションを完了しました。

最終的なアストロスケールミッションパッチステッカー
ミッションの概要DiagJAN 2022

ミッション概要

ELSA-dミッションは、将来のサービス提供を見据えた際に必要な機能や技術を試す軌道上での技術実証です。同ミッションは、顧客へのサービス提供を目的とした運用上の技術証明の役割を担っていますが、将来、顧客へ提供するサービスとは少し異なる点があります。

ELSA-dミッションの場合、クライアントは指揮を執ることができ、ミッションの早い段階で簡単な方法でデモンストレーションをテストできるようになります。運用の概念(ConOps)は、各フェーズの複雑さとリスクを徐々に高めるように設計されており、サービサーがクライアントと一緒に起動されるため、調整できます。

プレスキット

ELSA-dの主な特徴やドッキングプレート、運用構想(Concept of Operation:ConOps)、軌道上サービス管制センター、打上げ情報等の詳細はこちらからご覧いただけます。日本語版を見るには、スワイプしてください。

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