アストロスケールのELSA-d実証に関して

アストロスケールはこのほど、デブリ除去技術実証衛星「ELSA-d」のミッションにおいて、昨年8月の試験捕獲に続く「自律捕獲」の実証を開始しました。1月25日、捕獲機(サービサー)が模擬デブリ(クライアント)を切り離した後、自律相対航法を開始し数周回一貫してクライアントと安全かつ計画した一定の距離を自律的に維持する素晴らしいスタートを切りました。

しかしその後、人工衛星の状態に異常を検出し、ミッションの安全のため、これらの異常を解決するまで捕獲を延期することを決定しました。現在、サービサーとクライアントは共に運用可能かつ安全に離れた状態にあります。当社は各国の規制当局や宇宙機関、宇宙監視ネットワーク(Space Surveillance Network)や近隣の軌道の衛星等と連絡をとっています。ELSA-dのミッションは継続しており、改めて最新の情報をお伝えします。