米国のサイトにアクセスアストロスケール、三菱UFJ銀行・日本政策金融公庫と総額30億円の融資契約を締結
デブリ除去（ADR）サービス推進に向けて加速
持続可能な宇宙環境を目指し、スペースデブリ（宇宙ごみ、以下、デブリ）除去サービスを含む軌道上サービスに取り組む株式会社アストロスケールホールディングスの子会社で人工衛星の製造・開発を担う株式会社アストロスケール（本社：東京都墨田区、代表取締役 小山貴義、以下「アストロスケール」）は、株式会社三菱UFJ銀行（取締役頭取執行役員 半沢淳一、以下「MUFG」）と日本政策金融公庫（総裁 田中一穂）の連携により、総額30億円の融資契約を締結したことをお知らせします。
アストロスケールは、宇宙航空研究開発機構（JAXA）の商業デブリ除去実証（CRD2：Commercial Removal of Debris Demonstrationの略称）のフェーズIに採択されており、2022年度内に打上げ予定のADRAS-J（アドラスジェー、Active Debris Removal by Astroscale-Japanの略称）ミッション遂行のための資金及び運転資金として本融資を活用します。本融資では、高い成長性が見込まれる新事業に取り組む中小企業を支援するため、2000年に日本政策金融公庫が開始した特別貸付制度である「新事業育成資金」を適用しております。
アストロスケールは、宇宙環境の持続的発展に大きく寄与する軌道上サービスに専業で取り組む世界初の民間企業として、軌道上サービス全体の勃興・浸透・市場形成の促進を目指しています。今後10年で何万機もの人工衛星が打ち上げられる中、米Northern Sky Research社は、デブリ除去を含めた軌道上サービス市場は 約62億米ドル 、内、民間運用者による需要が７割弱を占める(※1)と予測しています。軌道環境の保全において重要な役割を果たすと期待される同サービスの実現に向け、当社は引き続き、技術開発やルールづくりに取り組んでまいります。
