G7広島首脳コミュニケについて
G7広島サミットにおいてスペースサステナビリティへのコミットメントが表明されました
G7サミット(主要国首脳会議)は、フランス、米国、英国、ドイツ、日本、イタリア、カナダ(議長国順)の7か国及び欧州連合(EU)の首脳が参加して毎年開催される国際会議です。
今年は5月に広島で開催され、G7広島首脳声明のパラ41において、宇宙の持続可能性(スペースサステナビリティ)がとりあげられています。とくに、スペースデブリによってもたらされる課題に対処することで、宇宙空間の安全で持続可能な利用を促進することについて首脳レベルでのコミットメントが表明されており、アストロスケールはこれを歓迎します。
また、首脳コミュニケには以下の事項も含まれています。
- 国連宇宙空間平和利用委員会で採択された国際的なガイドラインの実施を喫緊で必要なものとして強く支持する
- スペースデブリの低減と改善のための更なる解決策及び軌道上デブリの低減と改善に関する技術の更なる研究開発を進展させる各国の取組を歓迎する
- 宇宙空間の安全、安定及び持続可能性を確保するため、破壊的な直接上昇型ミサイルによる衛星破壊実験を実施しないことにコミットし、他国が後に続くように促す
過去 10 年間で、スペースサステナビリティに関して目覚ましい意識の変化がありました。スペースデブリ問題は、かつてはそれほど重要な課題として挙げられていませんでしたが、現在では各国で重要な優先事項となっており、G7 首脳によるコミットメントを称賛します。