スペースデブリ問題に取り組むアストロスケール 民間世界初デブリ除去技術実証衛星ELSA-dがバイコヌール基地に到着

投稿日 2021年1月20日 カテゴリー ニュース

〜2021年3月20日の打ち上げを決定〜

2021年1月21日–持続可能な宇宙環境を目指し、スペースデブリ(以下、宇宙ごみ、デブリ)除去を含む軌道上サービスに取り組む 株式会社アストロスケールホールディングス(本社:東京都墨田区 以下「アストロスケール」)は、世界初、スペースデブリ除去技術実証衛星「ELSA-d (End-of-Life Services by Astroscale – Demonstration)」が、カザフスタン バイコヌール基地に到着し、2021年3月20日の打ち上げが決定したことを発表いたします。ELSA-dは、GK Launch Servicesがオペレーションを担当するソユーズロケットに搭載され打ち上げられます。 

カザフスタンへの到着を受けて、アストロスケール 創業者兼CEO 岡田光信は以下のように述べています。 「いよいよロケットへの衛星の搭載、英国の軌道上サービス管制センターによる運用制御テストなど、打ち上げ準備の最終段階に入ります。 昨年の世界的パンデミックを乗り超えて、私たちチームは、ミッションの実行に集中し、すべてのマイルストーンで新たに学び、適応し、前進してきました。 ELSA-dがバイコヌールに到着したことで、私たちのデブリ除去能力を世界に示すことに一歩近づきました。私はチームを誇りに思い、打ち上げに胸を高鳴らせています。」 

ELSA-dのミッションは、スペースデブリの捕獲と除去に必要なコア・テクノロジーを初めて実証するものであり、軌道上サービスを拡大し、将来の世代のために安全で持続可能な宇宙を実現するというアストロスケールのビジョンを達成するための大きな一歩です。 

掲載写真は出荷前のELSA-dです。