米国アストロスケール、キャロライン・ベルを高度システムの責任者に、ロブ・ステープルズをプログラムマネージャーに起用
2人の参画により、衛星の寿命延長やその他の軌道上サービス市場における同社の地位が強化されます。
軌道の長期的な持続可能性の実現を目指す取り組みにおいて、業界をリードする株式会社アストロスケールホールディングスの米国拠点であるAstroscale U.S. Inc.(以下、米国アストロスケール)は本日、キャロライン・ベルとロブ・ステープルズが新たに米国アストロスケールのメンバーに加わったことをお知らせします。ベルは2020年7月に高度システムの責任者に、ステープルズは2020年6月にプログラムマネージャーに就任しています。
ベルは、10年以上にわたり、著しい宇宙産業の成長と多様化を促進してきました。最近まで、米国でKongsberg Satellite Service (KSAT)社の小型衛星通信ネットワーク開発を主導し、KSATが小型衛星通信サービスの市場リーダーであり続けることを支えてきました。それ以前は、Northern Sky ResearchおよびSpace Foundationでコンサルタントおよびアナリストとして、衛星の開発、打ち上げ、新興アプリケーション、多様化する宇宙アーキテクチャに関わっていました。また、Yuri’s NightやCool ScienceといったSTEM教育における支援活動や、宇宙産業における女性の役割と認識を強化する取り組みも牽引しています。ベルはコロラドカレッジで生物学と化学の学士号を取得し、国際宇宙大学で宇宙管理の修士号を取得しています。
ステープルズは、20年以上、衛星、ロケット、地上システムの分野で、システムエンジニアリング、運営、プログラム管理に携わってきました。最近まで、CesiumAstroのビジネス開発責任者を務め、通信システムのソフトウェアの進化を推進しました。それ以前は、OneWebの地上局チームで、最初の地上局展開のために、生産計画とサプライチェーンの運用を推進していました。2013年には英国のSurrey Satellite Technologyに入社して事業部門立ち上げを主導し、それ以前は英国のAirbus Defence and Spaceでシステムエンジニアリング、調達、プログラム管理に携わり、ペイロード事業部門の再建も先導しています。ステープルズはプリマス大学で製造システムエンジニアリングの学士号を取得しています。
ベルは、官民の宇宙技術業界におけるパートナーや顧客と協力して、米国アストロスケールのビジネスチャンスを探り、技術適用の拡大に取り組みます。ステープルズは、顧客ニーズを満たせるよう、同社のシステムと技術の開発がタイミングよく予算内で行われるよう取り組みます。
米国アストロスケール 社長のロン・ロペスは次のように述べています。「急速に成長している軌道上サービスおよびロジスティクス市場は、アプリケーションとサービスの新しいアイデアと、信頼できる最高の技術の提供の両方で維持されます。ベルとステープルズが持つ宇宙産業における経験やネットワークにより、アストロスケールは現在のビジネスを続行し、斬新な方法で成長させられるでしょう。」
米国アストロスケールは、2019年4月の設立以来、取締役副社長にクレア・マーティン博士、財務および経営担当上級副社長にベッキー・ヨーダー、グローバル宇宙政策担当バイスプレジデントにチャリティー・ウィーデン、ビジネス開発と高度システム総括責任者にデイヴ・フィッシャー、コミュニケーションディレクターにデイヴ・ヒーバートを経営陣に加えるなど、重要な人事を行ってきました。また、イスラエルに新規拠点、Astroscale Israel Ltd.を設立。この新規拠点では衛星の寿命延長やその他の軌道上サービスにおける研究とペイロード開発を行います。米国アストロスケールとイスラエルのチームは、航空宇宙産業におけるビジネス開発、運営、方針、およびコミュニケーションにおいて数十年の経験を持っています。この専門知識の結集により、米国アストロスケールは、衛星オペレーター、政府、取締機関、立法機関と協力して、軌道のロジスティクスと持続可能性の課題に取り組んで行きます。
英語のプレスリリースはこちらからご覧ください 。