モスクワでGK Launch Servicesと 「ELSA-d」のキックオフミーティングを開催

2018 年 12 月 13 日に 投稿ブログに投稿

12月12日、GK Launch Services、Lavochkin Association、および株式会社アストロスケールは、アストロスケールのEOLサービスを実証する衛星「ELSA-d」の打ち上げに関する合意に基づき、モスクワでプロジェクトのキックオフミーティングを開催しました。ELSA-dは、バイコヌール基地から2020年前半にソユーズ2のクラスターで打ち上げられ、軌道に乗せられる予定です。

ELSA-dは、将来の半協力型デブリ除去ミッションに必要なランデブ・ドッキング技術を軌道上で実証するプロジェクトです。この画期的なELSA-dは、捕獲機(チェイサー、約160 kg)とデブリを模した人工衛星(ターゲット、約20 kg)の2基で構成され、結合した状態で打ち上げられます。チェイサーは、ランデブ・ドッキング、近接運用、ターゲットのドッキングプレートとの結合を可能にする磁石による捕獲のメカニズムを備えています。

アストロスケールは、次世代のために長期的な宇宙飛行の安全性と軌道の持続可能性を確保することに取り組む、初の民間企業です。2013年に設立され、寿命を終える衛星のEOLサービスおよびデブリ除去サービスを実現するために、革新的で拡張性のあるソリューションを開発し、スペースデブリの増加と危険性の高まりを軽減することを目指しています。アストロスケールは、シンガポールに本社を構え、東京に研究開発施設、ハーウェル(英国)にオペレーションセンターを持ち、ワシントンDC(米国)に支社を置く、急成長のベンチャー企業であり、深刻化する環境問題の解決に向けて準備を進めています。

GK Launch Servicesは、ロシアの宇宙基地からのソユーズ2の商用打ち上げを担うオペレーターです。