英国アストロスケール、シャロン・パーカー・ラインズをオペレーションディレクターに起用

投稿日 2020年9月2日 カテゴリー: ニュース

持続可能な宇宙環境を目指し、スペースデブリ(以下、宇宙ごみ、デブリ)除去を含む軌道上サービスに取り組む 株式会社アストロスケールホールディングス(本社:東京都墨田区 以下「アストロスケール」)の英国拠点であるAstroscale Ltd.(以下、「英国アストロスケール」)は、2020年9月1日付でシャロン・パーカー・ラインズを英国拠点のオペレーションディレクターに起用し、経営陣の強化を図ります。​ ​

シャロンは、人事、財務、生産、商業、戦略的計画を専門とする20年以上の業務経験を有しています。最近まで、オックスフォード・イノベーションセンターのセンター長として、中小企業や新興企業が持続可能な成長を実現するための支援を行ってきました。それ以前は、グローバル出版社のグループ最高執行責任者を9年間務めています。

シャロンは、アストロスケールチーフ コマーシャル オフィサー兼英国アストロスケール社長であるジョン・オーバンと密接に連携しながら、マルチスキルのエンジニアリングおよびオペレーションを実行する世界クラスのチームを形成し、同社のビジネスを成功に導きます。また、財務、人事、IT、総務、調達など、英国アストロスケールのビジネスサポート機能を管理、監督すると同時に、より広い分野におけるエンジニアリングチーム全体のリソース要件を管理します。

オーバンは次のように述べています。「シャロンをチームに迎えることをとても嬉しく思います。彼女の素晴らしい経験は私たちの取り組みに活かされ、推進力と情熱を与えます。その商業的スキルと人的スキルは、私たちのエンジニアリングにおける専門知識を活気あるビジネスに変え、成功に導くのに役立ちます。」

シャロンは今回の就任にあたり、次のように述べています。「アストロスケールは、スペースデブリに関する懸念の高まりなどに対処し、軌道の持続可能性を確保する画期的なミッションに取り組んでいる活発で刺激的な会社です。この有能なチームに参加できるなんて夢のようです。」

2017年の設立以来、アストロスケールUKはスタッフを30人以上抱えるまでに成長し、2022年までにその数を80人に増やす計画です。英国拠点には、地上部門とオペレーションエンジニアリングチームがあり、国立施設である軌道上サービス制御センターの開発を主導しています。この最先端の施設は、スペースデブリ除去し、その他の軌道上サービスを実行するためのオペレーションの基盤を形成し、アストロスケールに世界をリードするオペレーション機能を提供します。チームは現在、アストロスケールによるEOLサービスの実証実験「ELSA-d」ミッションの操作手順をテスト中です。