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アストロスケール米国、州知事と業界のリーダーを招いてデンバー新本社を初披露
衛星サービスと全軌道にわたる長期軌道持続可能性のマーケットリーダーである株式会社アストロスケールホールディングス（本社：東京都墨田区、創業者兼CEO 岡田光信、以下「アストロスケール」）の子会社Astroscale U.S. Inc.（以下「アストロスケール米国」）はこの度、米国コロラド州デンバーに最新鋭の本社施設を開設したことを発表いたしました。先立って行われた披露式典には、コロラド州のジャレッド・ポリス知事、ダイアン・プリマベラ副知事のほか、NASA、JAXA、英国宇宙庁などの代表者が出席し、ジョン・ヒッケンルーパー上院議員が声明を発表しました。
ジョン・ヒッケンルーパー上院議員（デンバー州コロラド選出）は、次のように語りました。「私たちは宇宙探査の明るい未来を迎えようとしていますが、その活動は暗い影に脅かされています。それは宇宙ゴミです。アストロスケールが進める積極的なデブリ除去、OOS（軌道上サービス）、宇宙状況認識などの活動は、宇宙経済を変革し、宇宙の貴重な資産と軌道の継続的な活用を可能にします。まさに、グローバル企業が真にグローバルな問題の解決に取り組んでいる好例といえます。ここコロラド州で活況を呈している宇宙エコシステムの一翼をアストロスケールに担ってもらえることを、大変嬉しく思います。」
アストロスケール米国は2019年に操業を開始し、その拠点をデンバーに置きました。強靱で活気にあふれる同地域の航空宇宙業界とコミュニティを活用するためです。新しい米国本社は13,500平方フィートの敷地を構え、最先端の研究設備とオペレーションセンターを備えています。築100年の建物はアストロスケールの要望に沿って先日リノベーションが施され、外観と内装には宇宙をテーマにした特注の壁画が描かれています。アストロスケール米国のデンバーとワシントンD.C.の拠点には、合わせて60人が正社員として勤務しています。
アストロスケール米国の社長ロン・ロペスは、次のように述べています。「アストロスケール米国は、次世代のために安全で持続可能な宇宙開発を実現し、米国政府と民間顧客に向けてサービスを提供することに真摯に取り組んでおります。この素晴らしい新本社は、この取り組みの中で従業員、お客様、パートナーの皆さまが協力し合い、創造力を発揮する場となるでしょう。」
アストロスケールは、あらゆる軌道で軌道上サービスを提供しています。たとえば、事前設計によって衛星運用終了後のデブリ化防止サービスを可能にするEOL、物体の診断と特性評価を実施するISSA/点検、燃料枯渇後も静止軌道衛星の運用を継続できる寿命延長、軌道上に実存する未準備の大型デブリを対象とするADRなどです。
アストロスケールの創業者兼CEOの岡田光信は、次のように語っています。「アストロスケールは、エンドツーエンドのサービスを提供することで世界的に知られており、その業務はミッションライセンス、領域の獲得、保険、そしてスペースデブリ除去などの軌道上サービスの運用など多岐にわたります。アストロスケール米国は、米国政府や各国の法人顧客に課題解決の新たな可能性をもたらしてきました。この新しい施設は、さらに多くの可能性を現実のものとする一助となるでしょう。」
2019年以降、アストロスケール米国は急速な成長を遂げてきました。今年はじめ、アストロスケール米国、シスルナ産業、コロラド州立大学は、衛星モビリティの強化を目的に、宇宙空間での金属リサイクル技術に基づく循環型推進エコシステムを開発する170万ドルの契約を米国宇宙軍から受注しました。昨年末には、アストロスケール米国と空軍研究所の間で、宇宙でのモビリティとロジスティクスをサポートするうえで欠かせない宇宙空間でのサービス、組み立て、製造の技術を開発するための共同研究開発契約が交わされました。
その他の成果は次のとおりです。
- アストロスケールのLEXIサービサー（燃料補給の対象として設計された初の商用衛星）に燃料を補給する契約をOrbit Fabと締結
- 資金調達に関する重要な法律と民間宇宙状況認識サービスに関するソートリーダーシップを提供
- アストロスケール米国の社長ロン・ロペスが、米国国家宇宙評議会のユーザー諮問グループに任命される
- エンジニアリング、市場分析、マーケティング、政策、提案管理の分野でインターンシップを毎年夏に実施
アストロスケール米国は、イスラエルに研究開発のための子会社を保有しています。アストロスケールのグローバル本社は東京にあり、日本と英国に子会社を展開しています。
アストロスケール米国の詳細については、www.astroscale-us.comをご覧ください。
