アストロスケールがデブリ除去(ADR)ソリューションのプロトタイプを発表

2015年6月11日に 投稿ニュースで掲示

アストロスケールは、2015年6月15日から21日に開催されるパリ航空ショーで、宇宙環境の安全で持続可能な利用に積極的に貢献する包括的な計画を紹介します。

同社はいくつかの主要技術を中心に、複数の自社技術を紹介します。中でも、同社の捕獲衛星のプロトタイプは、アストロスケールのブースであるホール6B36での目玉となり、初めて世界に紹介されます。

現在開発段階にある「ADRAS」は、20kgの捕獲衛星を搭載した80kgの超小型衛星で、軌道上にある中〜大型サイズのスペースデブリや活動を終えた宇宙機の捕獲に使用されます。2017年に計画されている実証実験では、低軌道(LEO)で最も過密状態にあるエリアのひとつからの大気圏再突入時に、非協力接近、デブリ捕獲、および燃焼を行う同社の技術が紹介されます。

ADRASは将来、静止地球軌道(GEO)向けの、コストパフォーマンスに優れた拡張性がある軌道上サービス(OOS)ソリューションを提供し、衛星市場で高まっているニーズに応えていきます。

20kgの超小型衛星である「IDEA」は、LEOの最も過密なエリアにある100μm以上の小さいデブリの特徴となる重要な情報を収集します。これは、小さいサイズのスペースデブリのデータを収集し整理するという世界的な取り組みと、将来の有人および無人の宇宙ミッションの安全性向上に貢献します。

 

英語のプレスリリースはこちらからご覧ください 。