アストロスケールは、すでに軌道上に存在するデブリを特定して捕捉するための技術を開発しています。すでに軌道上に実存するデブリは、軌道上サービスを受けることを想定して打上げ前に準備されておらず、政府が所有しているため、その除去には技術および規制の観点からかなりの準備が必要です。宇宙機関や国際機関と協力して、ロケットの上段やすでに軌道上にある役目を終えた衛星など、環境的に危険度の高いデブリを捕獲・除去するための革新的なソリューションを組み込んだミッションに取り組んでいます。
アストロスケールは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の商業デブリ除去実証(CRD2)のフェーズⅠの商業パートナーとして選定・契約締結され、Active Debris Removal by Astroscale-Japan (ADRAS-J)衛星を開発しました。
アストロスケールは、衛星の製造とテスト、軌道上での運用を行います。軌道投入後は、対象となるデブリへのRPOを実施し、接近・近傍運用を実証し、長期にわたり放置されたデブリの運動や損傷・劣化状況の撮像を行います。ミッションは2024年2月18日(日本時間)に打ち上げられ、2月22日にデブリへの接近を開始しました。
アストロスケールは、低軌道上の非協力物体2機の除去研究を検討する、英国宇宙庁(UKSA)のプログラムに選定されました。このデブリ除去研究プログラム「COSMIC(コズミック、Cleaning Outer Space Mission through Innovative Captureの略)」では、アストロスケールのRPO(ランデブ・近傍運用)や捕獲機能を活用します。
COSMICデブリ除去サービサーは、アストロスケールの ELSA-Mサービサーのを仕様変更したものを使用します。このミッションは、英国を拠点とする10社のパートナー企業と協力して開発されます。
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