アストロスケールフランス、フィリップ・ブラットをマネージングディレクターに任命 

投稿日: 2023 年 9 月 13 日 投稿:ニュース

衛星サービスと全軌道にわたる長期軌道持続可能性のマーケットリーダーである株式会社アストロスケールホールディングス(本社:東京都墨田区、創業者兼 CEO 岡田光信、以下「アストロスケール」)の子会社Astroscale France SAS(以下、アストロスケールフランス)はこの度、フィリップ・ブラットを社外契約のマネージングディレクターに任命したことをお知らせいたします。この任命は即時有効となります。ブラットはマネージングディレクターとして、フランス国立宇宙研究センター(以下、CNES)などの関係機関と緊密に協力するチームを結成してアストロスケールフランスの成長を推し進め、フランスをスペースサステナビリティ(宇宙の持続可能性)の国際的なリーダーとして位置づけていきます。 

アストロスケール創業者兼CEOの岡田光信のコメント 「フィリップをアストロスケールフランスのマネージングディレクターに迎えられることを大変嬉しく思います。フィリップは当社のビジョンに情熱を持っているだけでなく、航空宇宙・防衛分野を率い、欧州各国の政府および宇宙機関と連携してきた確かな実績を含む豊富な経験を有しています。当社のグローバルミッションにおける重要なパートナーとして、また欧州での軌道上サービスのリーダーとして、アストロスケールフランスの地盤を築いてくれるものと確信しています。」 

ブラットはアストロスケール入社以前、Thales Groupに所属し、30年以上にわたってさまざまなリーダー職を歴任していました。直近では、Thales Franceでデジタル化の取り組みを推進し、フランス軍におけるサービスのアクセス性拡大を担当していました。それ以前は、英国国防省でマーシャルプログラムのプログラムディレクターを務め、100か所の防衛拠点における航空交通管理を変革しました。また、Thales Alenia Space Germanyの最高経営責任者(CEO)、Thales Alenia Space Franceのナビゲーションドメイン担当バイスプレジデントを歴任し、多くの人材と欧州のサプライヤーからなる大規模なチームの管理に従事した経験や、CNES、欧州宇宙機関、欧州委員会などの重要な関係機関と関わってきた経験を持っています。 

ブラットのコメント 「アストロスケールの一員として、グローバル組織とともに軌道上サービスのエコシステムの発展に継続的に携われることを嬉しく思います。大型デブリ除去ミッションの開発研究をめぐるCNESとのパートナーシップは画期的な第一歩であり、スペースサステナビリティにおけるフランスのリーダーシップを強化する多くの機会の一つです。この実現に向けて、アストロスケールフランスのチームを育て、率いていくことをとても楽しみにしています。」 

アストロスケールは2023年6月、アストロスケールフランスの設立とCNESとのパートナーシップを発表いたしました。このパートナーシップには、フランス由来のスペースデブリの積極的な除去を目的とした研究の資金提供も含まれます。ブラットの就任はアストロスケールフランス初の大型人事です。今後、大規模な施設を設立するための恒久的な場所の確保や、チームメンバーの採用を行っていく予定です。